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間違った情報を消去しましょう!


愛知学院大学名誉教授・弁護士 原田保

 法律とは無関係な話を含めて何度も書きましたが、正しい情報の普及を期待して、くどいけど、しつこく、また書きます。

★ 別府大仏は、阿弥陀如来ではない!
 昭和初期~平成初期の紙媒体は釈迦如来だと明記していますが、その後に阿弥陀如来だと断言するインターネット情報が出現しました。所有者・寺院・官公庁・民間業者が揃って釈迦如来だと明記している仏像を阿弥陀如来だと断言する理由は、よく判りません。印相は九品院でも阿弥陀定印でもなく法界定印ですから、外見も阿弥陀如来ではありません。

★ 確信犯は、「正しいと信じて」ではない!
 本来は、「世のため人のため遂行しなければならないと信じて」です。ドイツの刑法学者は政治、宗教等の確信に基づく義務感を動機とする犯罪者を優遇する趣旨で確信犯概念を提唱し、日本の昭和時代の辞典も同旨解説を掲載していました。しかし、優遇思想は定着せず、趣旨を知らない人が優遇に値しない犯罪者を確信犯と呼ぶ誤用が発生しました。平成末期に、三省堂の辞典が「正しいと信じていることが特徴的である」との解説を掲載し、文化庁のHPが「正しいと信じて」が正解であるとの解説を掲載しました。どちらも、必須要素たる義務感を無視しており、本来の確信犯とは違う内容です。権威ある媒体ですから無批判に信じる人が多いようですが、権威が正しさを保証する訳ではありません。

★ 撒骨(散骨)は、未だ認められていない!
 「節度を以て行われる限り問題ない」との言説が流布されていますが、これは某法務官僚の私見であり、この官僚は「葬送の自由をすすめる会」の会員だという有力情報があります。これを「法務省公式見解」と報じた朝日新聞は、同会創始者の元勤務先です。
 「法務省公式見解」がこのような自作自演・自画自賛による適法評価偽装であったことは、あまり知られていません。近年では、某厚生労働官僚がこの適法評価偽装を追認して撒骨を推進しようとしています。
撒骨が国によって認められるか否かは今後の問題ですが、人々の感情を保護する犯罪に関わる問題ですから、デマを放置してはならず、正しい情報に基づく真摯な検討が必要です。

 どの話も、詳細は愛知学院大学社会連携センター(法務支援)HPブログを御参照下さい。SNS発信等ができる方々には、正しい情報を拡散して頂きたく、御高配を念願申し上げます。

(AGULS105号(2026/04/25)掲載)