グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



TOP >  法務に関する講演会情報 >  スポーツと法

スポーツと法


[田中 淳子]
スポーツするのは、「権利」? 危険なスポーツへ参加は自己決定権? スポーツと権利の関係や、スポーツ指導者の法的責任等、スポーツを法、法律を通してみつめてみよう。スポーツ事故判例や近時のスポーツを取り巻く法的諸問題を紹介

スポーツと法
スポーツするのは、「権利」?

 
スポーツをしたり、観戦をしたりすることは、危険が伴うことが多い。一般的にはスポーツをするかしないか、観戦をするかしないかは自己決定が可能である。しかし、 例えば、冬山登山で遭難することが多いことで、入山規制や届け出を義務付けることができるか、二次遭難を省みず救護に向かう義務はあるのか等、自己決定を規制することが憲法上の幸福追求権との関係において問題となる。
あるいは、野球観戦中にボールが当たり怪我をした場合には、損害が賠償されるのか、あるいは、危険であることは予期できるとして賠償できないだろうか。あるいは、ボールを打った選手やチーム、球場の運営会社等にも法的責任はあるのか。
スポーツを通じて生じる種々の法律問題について具体的事件を盛り込みながらわかりやすく解説する。特に、スポーツ指導者が指導にあたり配慮すべき安全について取り上げて解説したい。学校事故、ツアー参加型のスポーツ等、契約の在り方によっても民法上の責任に違いはあるのか等、「スポーツと安全配慮義務」について取り上げる。